シンポジウムのお知らせ
第26回 日本ホタルの会シンポジウム -ホタルを通じて身近な自然環境を考える-
主催:日本ホタルの会 日時:2019年11月9日(土)14:00~16:30 場所:工学院大学 新宿校舎 高層棟8階 A-0815教室 東京都新宿区西新宿1-24-2 参加費:500円(日本ホタルの会会員は無料) 事前登録不要, 定員170名
シンポジウムのテーマ: 生物多様性を考慮した自然環境の保全・再生活動
内容
ホタルに関連する生物多様性の問題としては,ホタルを優先的に保全しようとする弊害やカワニナへのえさやりなど,生態系の多様性(環境)に関するものが少なくありません。一方,販売されているホタルを観光や興行目的で放出するケースや,ホタルの再生を進めたいが適切なホタルを容易に入手できない,ビオトープへの導入ホタルはどのように考えればよいのかなど,遺伝子の多様性への関心も高いと考えられます。しかし,他地域からの持ち込みは,感覚的には好ましくないと分かるのですが,その影響がどのように進み,何がもたらされるのかについて明確に答えることは難しいと考えられます。ホタルを身近に楽しみたい,子どもたちに見せてあげたい,遺伝子の多少の違いにこだわる意味が分からないなど,そういった声に答えられるようにしていかなければならないと思います。 今年のシンポジウムでは,まず,東京近郊におけるゲンジボタルの遺伝子攪乱現況を解説します。そして,ユネスコ・未来遺産「見沼たんぼプロジェクト」に参加している「見沼田んぼ保全市民連絡会」代表の村上氏より,30年に渡る市民活動を通して,遺伝子の保全を含めて生物多様性を保全できるような保全市民活動の進め方をご講演して頂きます。その後,会場の皆様と共に,生物多様性を考慮した自然環境の保全・再生活動のあり方を考えていきたいと思います。
【プログラム】
2019年11月9日(土)
13:30 開場
14:00~14:05 開会の挨拶 日本ホタルの会会長 本多和彦 14:05~14:30 シンポジウム趣旨説明 『東京近郊のゲンジボタルの遺伝子攪乱現況』 日本ホタルの会副会長 鈴木浩文
14:30~15:30 基調講演 『見沼田んぼ保全活動30年から市民活動への伝言』 見沼田んぼ保全市民連絡会代表 村上明夫
15:30~15:40 休憩 15:40~16:25 質疑応答 司会:日本ホタルの会理事 渋江桂子
16:25~16:30 閉会の挨拶 日本ホタルの会理事 井上 務